市川第1団の聖地「軽井沢・石田山荘」の整備作業の様子を紹介します。
都会ではなかなか体験できない山林整備や山小屋管理を、スカウト保護者を中心とした育成会の有志で毎年実施しています。
整備した山荘は、夏休みにスカウトや幼稚園の子どもたちが、かけがえのない体験をするために利用しています。
約4000㎡の敷地の整備をするため、作業人数が必要です。ぜひご協力ください。
実施時期
山荘開き
毎年7月の週末を利用して1泊2日程度で実施。
市川から参加者の車に乗り合いででかけます。
山荘締め
9月または10月に1泊もしくは日帰りで行います。
山荘開きよりも作業量は少なめです。
基本作業
山荘開きでの作業を中心に紹介します。
まずはミーティングから
山荘に到着して作業着に着替えたら、まずは作業内容や役割分担についてミーティングを行います。安全上の諸注意や周知事項についても確認されます。
基本的にベテランとチームを組みますので、初めて参加する方も、スムーズに作業に取り掛かることができます。
草刈り
1年間生い茂った草を、草刈機やスイングを使用して刈っていきます。
布団干し
布団部屋に保管されている大量の布団を、天気の良い時間を見計らって、巨大なブルーシートを広げ、その上に干します。
この布団は、大人や幼稚園の子どもたち・先生が使用します。
山荘・別館の掃除
冬の間、上げてあった畳を、元通りに敷き詰めます。
また、室内や廊下、台所、トイレ、風呂場など、積もったホコリをきれいに清掃します。
掲揚ポール立て
倒して保管していた掲揚ポールを、掲揚台へ設置します。
かなり長いので、みんなで協力してポールを立てます。
井戸・冷水シャワー設置
分解して保管してある手漕ぎ井戸と、冷水シャワーを井戸小屋に設置します。
かまど・洗濯機設置
山荘の土間に保管していたかまどと洗濯機を、定位置へ設置します。
少量の料理はガスコンロを使用しますが、大量の炊飯や煮込み料理などは、マキのかまどを使用します。
雨戸の取り外し
冬の間、窓を守るために打ち付けてあった雨戸を取り外して、ヒサシにします。
物干しロープ張り
洗濯物を干す共用の物干しロープも、張り方にひと工夫あります。
各種修繕
その他、長年使用して傷んできたテーブル・作業台や風呂場スノコの修理、窓や引き戸の調整、網戸の張替え、簡単な給排水の修理や電気工事まで、細かな修繕を行います。
スペシャルミッション
基本作業に加えて、ある程度大掛かりな作業を行うことがあります。
過去の事例を紹介します。
別館屋根・ウッドデッキ塗り替え(2020秋)
新設してから10年間行っていなかった、別館プレハブの屋根塗装を行いました。
また、ウッドデッキの防腐塗装も実施しました。
本館基礎・根田修正
大部屋の一部の床が下がってきていたので、クルマ用のジャッキを使用して、もとの高さへ修正しました。
クルマ用の3トンジャッキを壊してしまいましたが・・・。
かまど小屋建て替え(2014夏)
古くて今にも壊れそうだったかまど小屋を立派に建て替えました。
別館建て替え
古くなっていた別館を、解体から土工事、基礎工事、設置、ウッドデッキ工事まで、自分たちの手で行いました。2年間に渡る大プロジェクトでした。
今年(2021年)のスペシャルミッション
丸太切り&マキ割り
昨年秋に、倒れると危険な松を大量に切り倒しました。
数メートルの長さに切った木が敷地内に点在しています。
これらの木をチェーンソーで輪切りにし、スカウトがキャンプで使用できるようマキ割りを行います。割ったマキを保管する薪棚も製作予定。
チェーンソーや斧の安全な使い方は現地でレクチャーしますので、一度も使ったことのない方でも作業が可能です(希望者のみ)。
また、時間的な余裕があり、希望者がいる場合は、松の伐倒にもチャレンジします。
作業後のお楽しみ
作業終了後は、近隣の温泉or浴場で汗を流して、夕飯は懇親会を開催。
作業後のビールは格別です。それが目的で参加する方もいるほどです。
参加時の持ち物
必ず持ってきてください
- 着替え・部屋着:作業時以外に着る服と替え下着。寝間着も。
- 作業着:長袖・長ズボンで丈夫なもの
- 作業帽
- 作業手袋
- 防寒着:標高1000mですので、夏でも寒いことがあります。
- 雨具
- 長靴
- 汗ふきタオル
- バスタオル
- マスクなど感染対策
あれば/必要に応じて
- 寝袋
- 防護メガネ
こどもたちが、安全に楽しい思い出づくりができる環境づくりにご協力ください
上記の作業は、たくさんの方の協力なくしてはできません。
普段は体験のできない様々な作業は、大人も夢中にさせる楽しさがあります。
基本的に素人作業ですので、建築工事、大工・造作作業、電気・通信工事、給排水工事、山林整備などの特別なスキルをお持ちの方は大歓迎です。
今年はぜひ参加をご検討ください。